日本人の1ヶ月の平均読書量
読まない:65%
1~2冊:20%
3~4冊:7%
5~6冊:4%
7冊以上:4%
みなさん本は読んでいますか?
月に3冊以上読めばレアキャラです。
本を読むのが苦手な人は、耳で聞くこともアリです。
Audible (オーディブル) - 本を聴くAmazonのサービス
通勤・通学しながら、散歩しながら、料理をしながら
本に触れるチャンスはいくらでもありますね。
今回、紹介する本は星 渉さんと前野 隆司さんの「99.9%は幸せの素人」です。
この本を読んで欲しい人
幸せになるための授業を受けていない人
科学的に幸せになる具体的な方法を知りたい人
今からでも変わりたいと思っている人

2020年11月27日に発売されたこちらの本。
まず最初に読みやすいです。
データに裏付けされた幸せの法則に、思い込みの枠がバンバン外れます。
エビデンスがしっかりしていて、「即 実践!行動レシピ」がついているのでそのまま行動すれば結果につながりやすくなっています。
この本はどんな本か?
はじめにで著者はこのように語っています。
悪いのは決してあなたではない
世の中には、同じ年齢、同じ性別、同じ仕事、同じ年収、同じ場所に住んでいても”幸せな人”と”不幸な人”がいます。
この違いはいったい何によるでしょうか。
その答えはとても簡単です。
「幸せになるための授業を受けたか、受けていないか」の差だけです。
たとえるなら、算数を学んだ人は計算ができるし、学んでいない人は計算ができない。
これとまったく同じように、あなたが「幸せになる」か「不幸になる」かは、単純に「幸せになるための知識の差」だけなのです。
「あなたは学校で”幸せになるためのメカリズム”の授業を受けたことがありますか?」
おそらく99.9%の人が、「いいえ」と答えるでしょう。
心理学が学問として認められるようになって100年以上経ちますが、その長い歴史に反して、これまで「人はどんな時に幸せだと感じるのか?」に関連する研究はほとんど進んでいませんでした。しかし、ここ40年近くで、そんな「幸せに関する研究」は急激に進み、今や、人はどのような時に幸福感が高まったり、どんな行動をすると幸せを感じるかなどのメカニズムが科学的に明らかになっています。
そう、今は科学的に「自分で自分を今以上に幸せにする」ことができる時代なのです。
今以上に幸せになる方法が科学的に実証されているんですね。
それを知っているかどうかの違い。
この本を読むことで、知っている側の人間になることができます。
ポジティブだけではうまくいかない?
筆者はこの本の中で、このように語っています。
「もっとポジティブに考えなよ!」
「ポジティブに生活していたら、絶対いいことだって多くなるよ!」
こんな感じで”ポジティブであること”を押し付けてくる人が、あなたの周りにいませんか?
そんなポジティブ教信者の方々には大変申し訳ないのですが、ポジティブシンキングだけでは、人間の幸福度は高まりません。
個人的にポジティブ思考は大事だと思っていたので、強烈なパンチを喰らった感じです。
人間の幸福度は「3つの感情」の影響を受けることで、左右されるそうです。
ポイント
ポジティブ感情
ネガティブ感情
人生満足度
どれか1つだけが良くてもダメ
それがポジティブな感情だとしてもです。
本当のポジティブ感情を育てるには、
個人的成長の実感 → 将来への希望 → ポジティブ感情
の流れであることが重要と書いています。
半沢直樹の強さを科学的分析されているので、興味がある人は実際に読んで見てください。
まとめ|幸せに生きるために学ぼう
終章でこんなことが書かれています。
世界の社会経済システムを考え直さねばならない。第二次世界大戦後から続くシステムは異なる立場の人を包み込めず、環境破壊も引き起こしている。持続性に乏しく、もはや時代遅れとなった。人々の幸福を中心とした経済に考え直すべきだ
これからの学びは幸せになっていくための学びとなっていくようです。
この本を読むことで、その一歩を踏み出せるようになるでしょう。
本日はここまで、です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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