
日本人の1ヶ月の平均読書量
読まない:65%
1~2冊:20%
3~4冊:7%
5~6冊:4%
7冊以上:4%
みなさん、本は読んでますか?
月に3冊以上読めばレアキャラです。
「多動力」を身につければ、仕事は楽しくなり、人生は充実すると確信していると著者ははじめにに語られています。

2017年5月に出版された本になります。
2018年3月にはマンガ化もされており、文字だけが苦手な人はマンガ版で読むと読みやすいと思います。
多動力とは?
はじめにで著者が語られています。
「多動力」とは何か。
それは、いくつもの異なることを同時にこなす力のことを言う。
しかし、「多動力」がある人は、次から次に、興味が移り変わってしまい、まったくをもって落ち着きがない。
モノは忘れるし、なくすし、不注意で怪我だってする。
やるべきことをしていないのに、やりたいことばかりしてしまう。
中略
この「多動力」。
かつては、マイナスでしかなかったかもしれない。
「多動力」を仕事に生かす場面は少なく、おかしな人だと思われていたはずである。
しかし、これからの時代は「多動力」こそが最も必要な能力だ。
中略
すべての産業が「水平分業型モデル」となり、結果”タテの壁”が溶けていく。
たとえば、テレビとインターネットがつながると、テレビはスマホアプリの一つになり、電話やフェイスブックと同じレイヤーで競争することになる。
フジテレビのライバルは日本テレビではなく、恋人からのLINEになるのだ。
また自動車がインターネットにつながり、自動運転が進めば、もはや自動車の形である必要はなくて、ただの移動するイスになるかもしれない。
そのとき、自動車業界もインテリア業界もタテの壁はなくなる。
この、あらゆる産業のタテの壁が溶けていく、かつてない時代に求められるのは、各業界を軽やかに超えていく「越境者」だ。
そして「越境者」に最も必要な能力が、次から次に自分が好きなことをハシゴしまくる「多動力」なのだ。
著者は物事をはっきり述べて、極論で語られることが多いので好き嫌いがわかれることが多いと思います。
わたし自身はどちらでもないのですが、必要な知識・情報だけを抜き取るにはとても良い人物だと思っています。
すべてを受け入れるのではなく、自分に響くところ、必要とするところだけを摘まんでいけばストレスなく読めます。
まずは、一つのことにサルのようにハマれ
多動力とは対極にありそうですが、多動力を身につけるにはまず一つのことに徹底的にハマることを薦めています。
「多動力」とは異なる、いくつものことに次から次へとハマる力だ。
では、この力を身につけるためにはどうすればいいか。
初めからいくつものことに手を出すのではなく、まずは「何か”一つのこと”にサルのようにハマる」ことだ。
僕はその積み重ねの人生を歩んできた。
どんなことでもいい、野球でもヒッチハイクでもナンパでも。
何か一つのことに極端なまでに夢中になれば、そこで培った好奇心と集中力が他のジャンルでも同じように生かされる。
僕が思うに、日本の「バランス教育」は子どもの集中力と好奇心をそぐようにできている。
よく大人になってから「好きなことが見つからない」「やりたいことが見当たらない」という人を見かけるが、ここに原因がある。
子どもが一つのことに異様なほどハマると、周りの大人はドン引きして「お前大丈夫か」と揺り戻そうととする。
せっかくサルのように集中しようとしている子どもの肩に手をかけ、バランスが取れたつまらない人間に矯正しようとする。これでは、好奇心と集中力が育たない。
僕は子ども時代から、大人が押しつける「バランス教育」はくだらないと看破していた。そのおかげで今の僕がある。
子どもを持つ親としては考えさせられます。
子どもが興味を持つことにはできる限り協力して、伸ばすようにしていきたい。
まとめ:とにかく行動しよう
悩んでいるくらいなら、行動しよう。
そう考えさせされた1冊でした。
最後のほうに、著者はこう述べられてます。
「多動力」は大人になるに連れて失われていく。
つまり、未知なるもの、新しいことに興味がなくなったとき老いが始まるのだ。
いつまでも3歳児のような好奇心をもって生きていこう。
まさにその通りだと思います。
人間はいくつになっても成長できる生き物だと思ってますので、この意見には同意です。
この瞬間を本能のままに生きていくようにしたい。
本日はここまで、です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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