書評

【書評】本を読む人だけが手にするもの

日本人の1ヶ月の平均読書量

読まない:65%

1~2冊:20%

3~4冊:7%

5~6冊:4%

7冊以上:4%

 

みなさん本は読んでいますか?

月に3冊以上読めればレアキャラです。

 

本を読むのが苦手な人は、耳で聞くこともアリです。

Audible (オーディブル) - 本を聴くAmazonのサービス

通勤・通学しながら、散歩しながら、料理をしながら

本に触れるチャンスはいくらでもありますね。

 

今回紹介する本は、藤原和博さん「本を読む人だけが手にするもの」です。

 

 

この本を読んで欲しい人

「なぜ本を読むといいのか」について考えたい人

読書について考えるきっかけが欲しい人

 

takumikan

簡単に自己紹介

わたし(@takumikan3ex)は、40歳を迎えた2人の息子を持つサラリーマンです。

月に1冊以上の読書をノルマに日々勉強、学びの発信をしています。

 

2015年10月に発売されたこちらの本。

読書の重要性について、様々な角度から解説されています。

読書する必要性について考えるきっかけになる本になるでしょう。

 

わたし自身が藤原さんのファンでありYouTubeでも過去の講演会動画があれば聞いているほどです。

この記事の冒頭に「レアキャラ」という表現を用いているのも藤原さんの影響です。

 

これからの日本とは?

本の表紙裏にこんなことが書かれています。

これから先の日本では、身分や権力やお金による"階級社会”ではなく、「本を読む習慣がある人」と「そうでない人」に二分される"階層社会”がやってくるだろう

 

現代社会というのは、20世紀型の成長社会が象徴する「みんな一緒」という時代から、21世紀型の成熟社会が象徴する「それぞれ一人一人」という時代に変わりました。

それぞれ一人一人が自分自身の幸福論を編集し、自分オリジナルの幸福論を持たなければいけない時代に突入したのです。

 

では、その軸となるための教養はなにで身につければ良いか?

そこで必要となるが「読書」になるわけですね。

自分から学びに行く必要がある。

「趣味としての読書」⇒「人生を切り拓くための読書」へとアップデートしなければいけないわけです。

 

 

読書から得られる力とは?

読書から得ることができるものとして次のようなことを述べられています。

想像する力

集中力

バランス感覚

異なる視点を得る力

引き寄せる力

 

また、次のようなリテラシーとスキルが身につくとも述べられています。

コミュニケーション

ロジック

シミュレーション

ロールプレイング

プレゼンテーション

複眼思考

 

読書をする人とは、他人(著者)の脳のかけらを自分の脳につなげることで脳を拡張し、世界観を広げられる人だとも述べられています。

「なんとなくわかるなぁ」と思うのは、自分の意見・考えをはっきり言える人っていうのはやはり読書する習慣がある人なんじゃないかと。

ネットだけで仕入れた情報ってのは、ある程度パターン化されてしまっていて面白みというかオリジナリティさに欠けるという感じがします。

あらためて思うのは、読書で知識をインプットしておかないと、自分の意見が出てこないという事実だ

その通りだなと思います。

 

自分自身もそのようなことを感じるようになり読書する習慣をつけるようにしました。

最初はやはり抵抗がありましたが、歯を磨くように当たり前に習慣づけてしまえばなんてことありません。

 

インプットしたらアウトプットしよう

インプットだけでなくアウトプットも大事です。

筆者は、このようなことも述べています。

 最後にお伝えしたいのは、ただ単に本を読んで、インプットすることだけをやっていても、読書の習慣は身につかないかもしれないということだ。
 アウトプットの前提のないインプットでは、途中でだれるし、何より飽きる。なんとなく文字を目で追うだけになってしまい、読んだつもり、ということになりがちだ。
 これは子どもに限ったことではない。大人でも同じだ。出口(目的や目標)のない読書は、その行為に意味を見出せなくなりやすい。だからこそ、本はただ読むだけでは終わらせないほうが習慣が続く。しかも、もうちょっと楽しい。

 

 

わたしは読書をしながらTwitterをメモ代わりにつぶやくようにしています。

LINEをメモがわりにするのもありですね。

どちらかを利用しています。

気になったところをひたすら書き写して、頭のなかを整理していきます。

 

自分の意見も盛り込むことができるようになればいいんですが、最初のうちは中々うまくいかないものです。

知識の薄さを痛感します。

それでもひと言でも自分の意見を述べるようにしていけば、少しずつでも変化していきます。

ぜひ、試してみてください。

 

筆者もこう述べています。

 なぜ、アウトプットが大切なのかといえば、本を読んで、それを「自分の意見にまでつなげることができる」という成功体験になるからだ
 たとえば、本を読んで、ある想いがあなたに浮かび上がってきたとしても、それは最初は、ただの感想に過ぎない。「自分の意見」というものは、書いたり話したりを繰り返すうちに、しだいに強固なものに進化していくというものなのだ。それは印刷物になってフィードバックされると、さらにエッジが立ってくる。
 意見は、繰り返し聴かれないと、筋道が立っていくものではない。逆に、何度でも、自分の意見を書けば書くほど、論理的な整合性が深まってくる。書いて、聴かれて、また書いて…その繰り返しで、ようやく「意見」に結晶するものなのだ。

 

「意見」に結晶するまで鍛錬を続けます。

 

まとめ:本を読もう

この本を簡単にまとめると、「本を読もう」ってところに落ち着きます。

読書にデメリットはありません。メリットだらけです。

 

読書をするだけで10人に1人になれます。

最初に日本人の1ヶ月の平均読書量データを載せていますが、データの通りです。

この本がぜひ、読書をする機会になればと思います。

 

本日はここまで、です。

最後まで読んでいただきありがとうございました。。

 

 

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