長期投資のメリットは何と言っても、気長に構えられることです。もし、短期投資の方法を選んだ場合、株価の動きが気になって仕事にどころではなくなるでしょう。常に、情報を集めて、パソコンやスマホの画面で株価のチャートを見ながら売買のタイミングを図らなくてはなりません。
長期投資は取れるリスクの幅が広がる
株の運用にリスクはつきものです。ですが、リスクの中でも「取っていいリスク」と「取ってはいけないリスク」があります。
「取ってはいけないリスク」 とは?
流動性リスクです
流動性とは?
買いたい時に買いたいだけの株数が買えない、売りたい時に売りたいだけの株数を売れないリスクのこと
株式市場とは、売りたい人と買いたい人がいてはじめて成り立ちます。利益を確定した株を持っていたとしてもその株を買いたいと言ってくれる人がいなければ売買は成立しません。
利益を確定した株「含み益」といいますが、これの怖いところはなくなったり、最悪の場合は損失となってしまうところです。短期で株式を売買している投資家は、この流動性の高いリスクをとりません。
しかし、流動性リスクがあるからこそ、高いリターンとなる場合があるのも株の面白いところです。
この流動性の高いリスクをとれる手法こそ、株価が伸びるであろう企業へ投資し、じっくり待つことのできる「長期投資」となるわけです。
時間が最高の武器、若いうちか投資をはじめよう
いつから投資を始めればいい?
今でしょ!
もう古いか(笑)
それはさておきまして…
投資をはじめてみようと思った時が、はじめ時です。それが、長期投資となれば尚更のこと。
長期投資のメリット、それは時間とともに雪だるまのごとく大きくなっていく「複利効果」です。
「複利」とは:利子にまた利子がつくこと
たとえば、100円に5%の複利効果が10年出たとしましょう。
年数 | 元利合計 | 利息 | 実質金利 |
1年目 | 105,000 | 5,000 | 5% |
2年目 | 110,250 | 10,250 | 10.25% |
3年目 | 115,763 | 15,763 | 15.7625% |
4年目 | 121,551 | 21,551 | 21.5506% |
5年目 | 127,628 | 27,628 | 27.6282% |
6年目 | 134,010 | 34,010 | 34.0096% |
7年目 | 140,710 | 40,710 | 40.71% |
8年目 | 147,746 | 47,746 | 47,7455% |
9年目 | 155,133 | 55,133 | 55.1328% |
10年目 | 162,889 | 62,889 | 62.8895% |
上の表を見ていただければ分かるように、100円だったものが162円になりました。
これが1,000円だったら、10,000円だったら・・・効果は絶大ですね(笑)
投資をはじめるのは若いうちから、思い立ったその時からがおすすめです。その数十年後に大きな資産となるでしょう。
まとめ
長期投資と複利効果について説明しました。
株の運用でとってはいけないリスクは?
流動性リスク
長期投資のメリットは?
複利効果
これに、節税というところも含めるとさらに効果が上がります。
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本日はここまで、です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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