ボイラー技士の免許を取得しようかな
でも・・・
2級ボイラー技士になるために講習の受講って必要なの?
そんな疑問を解決します。
本記事では、2級ボイラー技士の免許取得に必要な情報を提供します。
筆者は、電力業界 → ボイラー業界 → 石油業界と渡り歩いて現在10年勤めております。
2級ボイラー技士は、電力業界に勤めているときに取得しました。
会社から資格取得のための資金補助も出ずに実費で講習を受け、取得しました。
そして、ボイラー業界へと転職しました。
合格までの道のりを解説していきます。
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2級ボイラー技士になるための受験資格は?
結論から
受験資格はありません。
誰でも受験することができます。
ただし、本人確認証明書の添付が必要です
良い時代になりましたねぇ~
筆者が受験したときは事前の講習受講または実務経験が必要でした。
「試験受けてみようかなぁ」と思ったら、ぜひ挑戦してみてください。
2級ボイラー技士にはどうすればなれる?
受験資格は特になにもありませんでしたが、免許の交付を受けるには条件があります。
当然のことながら、二級ボイラー技士免許試験に合格していることが前提条件です。
その他、12個のうち1つ満たしている必要があります。
1.学校教育法による大学、高等専門学校、高等学校等においてボイラーに関する学科を修め3か月以上の実地修習を経た者
2.6か月以上ボイラーの取扱いの実地修習を経た者
3.都道府県労働局長又は登録教習機関が行ったボイラー取扱技能講習を修了し、4か月以上小規模ボイラーを取扱った経験がある者
4.登録ボイラー実技講習機関が行うボイラー実技講習(20時間)を修了したもの
5.熱管理士免状(エネルギー管理士(熱)免状も該当)を有する者で、1年以上の実地修習を経た者
6.海技士(機関3級以上)免許を受けた者
7.海技士(機関4,5級)の免許を有する者で、伝熱面積の合計が25m2以上のボイラーの取扱経験者
8.ボイラー・タービン主任技術者(1種,2種)免状を有する者で、伝熱面積の合計が25m2以上のボイラーの取扱い経験者
9.保安技術職員国家試験規則による汽かん係員試験に合格したもので、伝熱面積の合計が25m2以上のボイラーを取り扱った経験があるもの
10.鉱山において、伝熱面積の合計が25m2以上のボイラーを取り扱った経験がある者
(但しゲージ圧力が0.4MPa以上の蒸気ボイラー又はゲージ圧力0.4MPa以上の温水ボイラーに限る。)
11.職業能力開発促進法(昭和44年法律第64号)第27条第1項の準則訓練である普通職業訓練のうち、職業能力開発促進法施行規則 (昭和44年労働省令第24号)別表第2の訓練科の欄に定める設備管理・運転系ボイラー運転科又は同令別表第4の訓練科の欄に掲るボイラー運転科の訓練(通信の方法によって行うものを除く。)を修了した者
12.厚生労働大臣が定める者
一般社団法人日本ボイラー協会より参照
様々な条件が提示されていますが、実務経験がない人はシンプルに
・ボイラー実技講習の受講
・二級ボイラー技士免許試験の合格
これで、免許を取得することができます。
実技講習の概要は?
講習時間:20時間(3日間)
受講料:¥22,000(テキスト代は別)
テキスト料:
ボイラー実技テキスト ¥1,151
【新版】ボイラー図鑑 ¥1,375
講習時間が20時間と決まっています。
各、都道府県支部の予定を確認していただければ分かりますが、毎月講習が開催されてます。
ただし、
平日に3日間開催されるのがほとんどですので、社会人の方は日程調整が必要です。
3日間の内容については以下です。
最初の2日間は座学
3日目は実技講習
3日間の内容は、それぞれの会場によって微妙に違うと思われます。
筆者自身は3日目の実技講習は、パソコンのシュミレーションを交代で少しやったり、実際のボイラーで点検作業を行ったりということをしました。
3日間ありますが、大事なことが1つだけあります。
「3日間、全て出席しろ!」
遅刻・欠席を1日でもすると修了証は発行されません
如何なる理由があろうともです。
日程の調整、体調管理はしっかり行いましょう。
本日はここまで、です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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