
第二種電気工事士の資格をとりたい。
試験って難しいの?
どれくらい勉強すればとれる?

そんな疑問を解決します。
この記事は「電気の知識はゼロだけど、電気工事士の資格に挑戦したい」という人に向けた内容です。
本記事の内容
試験の概要
勉強時間と勉強方法
おすすめの参考書を知りたい人は下記の記事から
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筆者は、電力業界(2年) → ボイラー業界(4年) → 石油業界(10年目)と3社を渡り歩き、勤めております。
第二種電気工事士の資格は今の石油業界に就職してから(平成26年)に取得しました。
筆者の経験も踏まえて紹介します。
第二種電気工事士の試験の概要
この試験は、「筆記試験」と「技能試験」の2つの試験があります。
両方に合格して、免状がもらえます。
「技能試験」については、「筆記試験」に合格した人のみが受験できます。
まずは、「筆記試験」の合格を目指しましょう。
1、筆記試験について
マークシート方式
4択問題
試験時間:120分
問題数:50問
合格ライン60%以上、(30問/50問)
試験の内容
電気に関する基礎理論
配電理論 および 配電設計
電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料 および 工具
電気工事の施工方法
一般用電気工作物の検査方法
配線図
一般用電気工作物の保安に関する法令
試験問題数の割合
試験内容 | 問題数 |
(計算問題) 電気に関する基礎理論 配電理論 および 配電設計 | 5 ~ 10問 |
(暗記問題) 電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料 および 工具 | 7問程度 |
(暗記問題) 電気工事の施工方法 | 5~6問 |
(暗記問題) 一般用電気工作物の検査方法 | 4~5問 |
(暗記問題) 配線図 | 20問程度 |
(暗記問題) 一般用電気工作物の保安に関する法令 | 3問程度 |
2、技能試験について
13個の候補問題から1問だけ出題される
制限時間:40分
試験の内容
電線の接続
配線工事
電気機器及び配線器具の設置
電気機器・配線器具並びに電気工事用の材料及び工具の使用方法
コード及びキャブタイヤケーブルの取付け
接地工事
電流、電圧、電力及び電気抵抗の測定
一般用電気工作物の検査
一般用電気工作物の故障箇所の修理
試験用工具は持参します
第二種電気工事士の勉強時間について
まずは、結論から
筆者は筆記試験で4か月、技能試験で1ヵ月を勉強時間に費やしました。
勉強時間に正解はありません。
それぞれの力量によって変わってきます。
筆記試験の勉強方法
筆者は決して頭が良い部類の人間ではありませんので、知識ゼロで勉強を始めるあなたは最低限同じ勉強時間を覚悟してください。4か月と言いつつも、社会人になってから受験しましたので、1日の勉強時間は「30分 ~ 2時間」程度です。1日、30分を最低ラインに定め勉強しました。
使用する参考書は下記の記事を参考にしてください
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筆者の勉強スタイルは、ひたすら反復するスタイルになります。
その方法を前提で紹介します。
使用する参考書の問題数 : 180問
「ぜんぶ絵で見て覚える第2種電気工事士筆記試験すいーっと合格」
過去問10年分 : 50問 × 10年 = 500問
「すい~っと合格赤のハンディ ぜんぶ解くべし!第2種電気工事士 筆記過去問」
合計
180問 + 500問 = 680問
これを2周繰り返します。
680問 × 2周 = 1360問
「うげっ!」
「けっこうな問題数!」

と思うかもしれませんが、安心してください。

ほぼ「暗記問題」になります。
計算問題は全体の2割程度です。
なんなら、この計算問題も過去問を解くと分かりますが、出るパターンは決まってます。
これも「暗記問題」と括って勉強したほうが気持ちが楽です。
筆者は理数大学出身ですが、正直言って計算問題は嫌いです。
ですので、理屈ではなくこの問題はこうゆう解き方と覚えていったほうが良いです。
人に教える先生になるわけではなく、試験に合格するのが目的ですからね。
じゃあ1日、どれくら勉強すればいいのかな?


問題集と過去問を解く数が1360問といいました。
これを1日15問ずつこなすと考えてください。
1360問 ÷ 15問/日 = 90日
90日、これで3ヵ月ですね。
「3ヵ月も勉強してられないよ」という人は解く問題数を増やしていけばいいわけです。
1ヵ月で終わらせたいという人は
1360問 ÷ 45問/日 = 30.2222 ≒ 30日
1日45問ペースで解けば、1ヵ月で完了します。
筆者は最初に、筆記試験の勉強時間は「4か月」って言ってなかった?


筆者は勉強のリズムができるまでに1週間~2週間ほどかかります。
90日(3ヵ月)で終わる勉強時間が、なぜ120日(4か月)必要としたかというのはここです。
勉強のリズムを作る時間が必要だったのです。
あなたは「勉強するっ」てなったときに継続して勉強できますか?
資格の勉強を挫折する人はけっこうな数の人がいます。
大抵の人は最初に頑張り過ぎてモチベーションが続かないんですよね。
それを防ぐためにも、「ゆっくり」そして「じっくり」と勉強のリズムを作るのが重要です。
極端な話、最初の1週間は1日1問だけ解くだけでもいいんです。
普段から勉強習慣がある人はこんな必要ありませんが、そうでない人がある日思い立って勉強はじめようとしても続くものではありません。
脳が拒絶しますからね。
普段と違うことを脳は拒絶するんです。
本能的に
だからこそ、自分の精神的に無理のかからない負荷で
そして、勉強するのが当たり前になる習慣、リズムをまず作ってください。
リズムができてしまえば、こっちのものです。
電気工事士の勉強に下手なテクニックは必要ありません。
技能試験の勉強方法
技能試験は、筆記試験に合格した人だけが受験できます。
筆記試験の結果が出てから、次の技能試験まで約1ヵ月ほど時間があります。
合格結果が出てから勉強しても十分に間に合います。
とはいえ、技能試験の勉強には本番で使用する「工具」と「試験材料」が必要になります。
「工具」と「試験材料」を揃えたい人は下記の記事を参照してください。
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【2021年最新版】第二種電気工事士おすすめ参考書
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技能試験は考え方によりますが、筆者自身は楽でした。
なぜか?
「出る問題が決まっているから」です。
毎年、13問が公表され、その中から1問出題されます。
ですので、その13問をひたすら練習して頭に叩き込む。
これだけです。
まとめ
勉強時間にだけスポットを当てました。
筆記試験:4ヵ月
技能試験:1ヵ月
まずは筆記試験の勉強から
ただし、
勉強の習慣が身につくまでは無理をしないこと
これを心がけてやれば、決して難しい試験ではありません。
筆者の合格までの道のりは遠いものでした。
筆者自身はこの資格を合格するのに2回失敗してます。
20代の時でした。
経歴でいうところの、電力業界 → ボイラー業界 の時にそれぞれ1回ずつ
そして、30代になり石油業界へ転職し、ようやく合格しました。
過去の失敗経験を活かし、勉強しました。
紹介した方法を実施してです。
時間がかかりました・・・
この記事を読んで下さっているあなたにはぜひ、一発で合格してもらいたい。
微力ながら助けになれば幸いです。
本日はここまで、です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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