危険物取扱者の資格を持っていたらどんな職業につける?
必要となる職種は?
そんな疑問を解決します。
本記事では、危険物取扱者乙4種にスポットを当てて書いていきます。
筆者(@takumikan3ex)は、電力業界 → ボイラー業界 → 石油業界と渡り歩いて、現在石油業界に10年勤めております。
危険物取扱者乙4種の資格は、ボイラー業界の時に取得しました。
ちなみに、この3つの業界では必須でないものもありますが、全て必要となります。
必須となるのは、石油業界です。
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【知ってた?】危険物取扱者の資格が関係する職場まとめ
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危険物取扱者乙4種ってどんな仕事をするの?
危険物取扱者とは、読んで字のごとく「危険物」を取り扱うことのできる国家資格です。
乙4種は、
- ガソリン
- 灯油
- 軽油
- 重油
など、みなさんが聞いたことのある油を扱います。
細かいことを言うと「引火性の液体」になります。
取り扱う数量や職種にもよりますが、消防法に係る部分で「危険物保安監督者」を選任する必要があります。
分かりやすい例でいうと、
ガソリンスタンドです。特にセルフタイプの無人のスタンド。
危険物取り扱うのに、「なんで無人でいいんだろう?」と疑問に思ったことありませんか?
無人といいつつも、危険物取扱者がモニター越しに監視のもとで、危険物(ガソリン・軽油・灯油)を取り扱っているから大丈夫ということになってます。
危険物取扱者とは、油を管理する資格とイメージしてください。
危険物取扱者乙4種を求められる求人は?
油を取り扱う業界は全て関わりがあります。
油業界
・石油コンビナート
・油槽所
・油の輸送会社
化学メーカー
・化学工場
・印刷工場
・塗料工場
・めっき工場
・半導体工場
その他
・食品工場
動物油や植物油の取り扱いで必要な知識になります。
また、食品の加工でボイラーを取り扱うことがあり、燃料として灯油や重油を使用したりするので管理するのに必要となります。
・研究所
(トルエン、アセトンなどが危険物に該当します。薬品によっては毒劇物取扱の資格も必要となってきます。)
・消防
(火災を消火するのに危険物の知識は必須ですね)
・塗料店
(シンナーの取り扱いなどで危険物の資格が必要となります)
ざっと挙げるとこんなところでしょうか。
そこに関係する企業であれば、危険物取扱者の資格は関係することになります。
危険物取扱者に求められるもの
石油業界に勤めている人間として、言わせてもらうと「自分の命を守るための最低限の知識」となります。
なにも知らずに作業をすることで大きな事故を起こしかねません。
事故を未然に防ぐための知識にもなります。
筆者の過去の思い出として
セルフのガソリンスタンドで一度見かけた光景として、印象深いのがあって、若い男性が咥えタバコをして給油しようとしていたんです。本人はカッコつけのつもりだったのでしょうが、店員さんがすごい勢いで飛び出してきて注意をしていました。
なにがダメかわかりますか?
ガソリンの油に火を近づけるわけではないから大丈夫だと思う人もいるかもしれません。
でも、実際はベーパーと呼ばれる可燃性のガスがガソリンから出ていて、それにタバコの火が引火すると爆発を起こします。
ガソリンスタンドで爆発事故なんか起きたら大惨事です。知らないでは済まされないことです。
こういった小さな気遣いや気配りが危険物取扱者には求められます。
まとめ
危険物は取扱方法ひとつで、有意義なものであったり、誤った取扱方をすれば兵器にもなります。
火災が発生した場合も、正しい方法で消火作業を行わなければかえって被害が大きくなることもあります。
そうしたことを起こさないためにも、専門的な知識を持った危険物取扱者が必要となります。
求人のところで紹介したように、求められる業種は様々です。
紹介したなかで興味がある業界で勤めたいと思われるかたは、危険物取扱者の資格を取得してはいかがでしょうか。
本日はここまで、です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。