乙4を活かせる職場って何があるんだろ?
乙4の資格を活かせる職場はたくさんあるよ。
今回は石油業界について紹介します。
危険物取扱者「乙4種」いわゆる乙4と呼ばれる資格。
高校生~定年後の人たちまで幅広くの方が受験し取得します。
ぼんやりとしたイメージで資格を取得したものの、「じゃあ、この資格ってどこで使えるの?」ってのが細かく理解されていないのではないでしょうか。
この記事から得られること
乙4の資格を活かせる職場を知ることができます
石油業界に特化した職場を知ることができます
こんな人に読んでもらいたい
乙4の資格を持っている人たち
乙4をこれから取得を考えている人たち
就職・転職で乙4の資格を活かせる職場を探している人たち
簡単に自己紹介
筆者(@takumikan3ex)は、電力業界 → ボイラー業界 → 石油業界と渡り歩いて、現在石油業界に10年勤めております。
危険物取扱者乙4種の資格は、ボイラー業界の時に取得しました。
ちなみに、この3つの業界では必須でないものもありますが、全て知識として必要となります。
必須となるのは、石油業界です。
今回は石油業界に絞って紹介しますが、他にも知りたい場合は
\ 危険物取扱者を活かせる職場をまとめた記事はこちらから /
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【知ってた?】危険物取扱者の資格が関係する職場まとめ
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石油業界|どんな職場があるの?
石油業界と聞いてどんな職場を思いつきますか?
製造 ~ 販売 までという流れで考えていくとその答えが見えてきます。
製油所|油を製造するところ
まずは油を製造するところ
「製油所」ですね。
売る上げシェア上位5社を上げると以下になります。
ENEOSホールディングス
出光興産
コスモエネルギーHD
国際石油開発帝石
三愛石油
油を精製する基地になりますので当然、危険物取扱者の資格が必要になります。
油槽所|油を貯蔵する基地のこと
「製油所となにが違うの?」と思う人もいるかもしれません。
製油所
油を精製する基地のこと
油槽所
油を貯蔵する基地のこと
製油所でも油を作って保管をしているタンクがありますが、それを全国各地へ運ぶための中間基地として各拠点に油を保管するタンクを設置している油槽所があります。
先ほどあげた製油所に関連した子会社であったり委託企業が運営しています。
基地によりますが、管理している油も様々です。
ガソリン(ハイオク、レギュラー)
灯油
軽油
重油
潤滑油
航空燃料
ひと言で油と言ってもこれだけの種類があります。
輸送|油を運ぶ
油を輸送する手段は3つあります。
わかりますか?
タンクローリー1択ではありません。
船
鉄道
クルマ(タンクローリー)
鉄道は専門外なのでわかりませんが、鉄道の運転手は危険物取扱者の資格は必要ないと思います。
油を運ぶ船の船員さんやクルマ(タンクローリーの運転手)は危険物取扱者の資格は必要になります。
なんで鉄道の運転手は必要ないと思うかと言うと、鉄道の運転手は列車を運転するだけだからです。
油を積み込む貨車(タンク車)への積み込み作業は石油基地の資格者が行い、運んだ卸先でも基地の人間が荷卸し作業を行うのです。
一方、船の船員やタンクローリーの運転手というのは実際に油の積み込み作業や荷卸し作業を行います。
ですので、危険物取扱者の資格が必要とされるわけです。
販売所|油を売る
製造からはじまり行き着くところ
「販売所」です。
ガソリンスタンドを一番に思いつくかと思いますが、農作業用に軽油だけを販売したり、暖房用に灯油だけを販売しているところもあります。
石油業界|まとめ
近年は、電気自動車の普及や二酸化炭素削減が求められるなかで製油所の閉鎖があったり出光興産と昭和シェル石油が統合したりと業界の動きが様々あります。
資源に限りがあるので、繁栄し続ける業界であるかというと可能性は低いかなとも思います。
わたし自身、この業界に身を置いているので複雑なところではあるのですが…
とはいえ、すぐに廃れるとは思っていません。
なぜだかわかりますか?
技術がいくら発達しようとも「油」は必要な資源だからです。
電気自動車が発達してきた。
では、あなたの自家用車は電気自動車ですか?
お隣さんの車は電気自動車ですか?
そんなものです。
電気を作る発電所
火力発電所の蒸気を発生させるため燃料はなにを使用してるかわかりますか?
「油」を使用してます。
原子力発電所の核燃料が懸念されるようになり、より一層「油」を燃料として火力発電所がメインとされます。
太陽光発電も普及してきましたがメインとはなりません。
おっと、熱くなり過ぎましたかね。
自分の今いる業界に依存しているわけではありませんが、油はまだまだ大事な資源ですよということです。
そしてそこで働く人間もまだまだ求められているということです。
石油業界の職場に関して紹介しました。
ガソリンスタンドだけじゃないぞっていう気付きになれば幸いです。
本日はここまで、です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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